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おだし先生コラム VOL.14
異国でかつお節グルメ
台湾の「麺線」とは
こんにちは。おだし先生です。
日本の食文化を代表するおだしの素材であるかつお節。
実は台湾でも生産され、現地の食文化として
親しまれていることをご存じでしょうか?
かつお節の原料であるカツオは、
黒潮の流れに乗って赤道付近から日本近海へ回遊します。
台湾もその流れの途中に隣接しているため
台湾東部の町ではかつおが水揚げされ、
過去日本の統治下であった影響もあり、
かつお節が製造されるようになったのです。
台湾の食品市場では、
現地製のかつお節製品を購入することができます。
台湾のかつお節を使った代表的な料理には、
「麺線(めんせん)」と呼ばれるものがあります。
「#麺線」とは、とろみのあるスープの中に
そうめんのような細い麺が入っている
夜市の屋台などで出てくる料理ですが、
そのスープにモツとかつお節のだしがたっぷり入っており、
濃厚な香りと旨味を感じることができます。
かつお節はおだしとして活用されるだけでなく、
麺線の中にトッピングとして活用されています。
異国の料理でも存在感を放っているかつお節。
これからもどんどん世界で
色々な料理に活用してほしいですね。